1.土砂による濁水流出防止への主な取り組み
〔ハード面(工法、施設等)〕
・ 濁水を発生させない盛土方法
・ オンサイトで効率のよい濁水処理システム(現場内で有機的に構築する)
・ 自然地形利用型の濁水処理施設(水の流れ方に従い、利用する)
・ 濁水発生予測システムによる濁水防災管理
・ 台風期、融雪期など季節を考慮した施工計画と対策
・ 資源の再利用の促進
〔ソフト面(組織、運営等)〕
・ 作業者に対する濁水防災管理体制の整備
・ 作業者に対する防災意識の高揚
・ 地域住民とのコミュニケーションの推進
2.工事中の対策のポイント
1)土と水との接触範囲をいかに少なくするか
2)発生してしまった濁水をいかに少ないままにするか
3)発生してしまった濁水をいかに適切に処理するか
4)濁水防止に対する意識をいかに高めるか
3.具体的な対策のために
・ 工事工程スケジュールの検討
・ 作業範囲の限定とその手順の検討
・ シート張り養生
・ 裸地・盛土表面の転圧ほか
(※ この詳細及び対策マニュアルは以下をご参照ください。)
「濁水に挑むPartⅡ ー矢作川方式と環境保全ー」
「新版 建設工事における汚濁防止対策の手引き」(第二版 2016.6.1 発行)